長いので時間のある方だけどうぞ。
ついに2007年が明けてしまった。ほんとうに1年の長さが相対的に「年齢分の1」になるのでどんどん短くなっていくわけですが(アインシュタイン相対性理論によると)、2007年は複雑な気持ちで迎えています。それは今年からの3年間が○木数○氏の言う所の大殺界にあたるからで、この期間は人生の冬にあたるため、何をやってもうまく行かない、あがきたい気持ちで、転職や、新しいことを始めたりするのだけれど、どうやってもうまく行かないからやめて、じっと冬の過ぎるのを待ちなさい、という期間だそうです。また、自分らしくないことをするのが良いのだそうです。
2007年は水星人+の人にとって陰影、という年にあたるのですが、その意味は
六星占術の運命周期(各運気の詳細)
http://generator.squares.net/cycle1.html
から引用、
「冬がやってきました。大殺界の始まりです。いっさいの運気が急激に衰え始めます。今まででは考えられなかったようなトラブルやミスが相つぎ、すべてのものごとがうまくいかなくなります。とくにこの時期は、人から裏切られ、だまされるなど、対人関係が急激に悪化します。それにつられ、自分も人を裏切り、だまし、傷つけ、たがいに醜い争いに巻き込まれたりしがちです。人も自分も、ともに信じられなくなり、あなたがあなたでなくなります。仕事運、愛情運、家庭運のいずれもが衰退の一途をたどり、心休まるときがありません。人を呪い、世をうらみ、ノイローゼ気味になるのもこの時期です。」
とのことです。
立ち読みした水星人の運勢では、もともと孤独の星である水星人ですら人恋しくなるぐらい人間関係で悩むとのことです。
そう私は水星人+
水星人の運命の概略はこちらで(すごく当たっています)
http://generator.squares.net/06.html
あなたの星の割り出し方はこちら
http://generator.squares.net/#what

(ここから、自分が何星人かと、今年の運気が分かるので、後は自動的に、先に出した12の周期を1年ずつ順番に当てはめれば、自分の将来の運気が分かります。)

良く良く自分の過去を振り返ってみると、
最初の大殺界3年間は中学の1−3年。自分が最も戻りたくない時代。それなりにいいこともあったのだけれど。陰影の年に祖父を亡くしました。(お爺ちゃん子でした)
次の大殺界は医学部卒業して研修医1年目から卒後3年目まで。陰影の年は渡米のマッチングに失敗。大殺界のど真ん中の停止の年は、今までの所医師として最も辛かった年の一つ。大学病院時代。(ずいぶん上司にいじめを受けました)もちろん、その年に渡米が決まりましたが。翌年の減退の年は渡米すぐのアメリカで大きな交通事故に巻き込まれました。

その後の9年間(去年まで)は比較的よかった年でした。
http://generator.squares.net/cycle1.html
とあわせてみてみると(周期の説明は引用あり)
緑生:「運気が動き始めました。大地に蒔かれた種が芽吹き、根を張り、グングン成長する時期です。(中略)財運、仕事運ともに上昇します。ですから、この時期は、あらゆる新しいものに飛びついて、それをはぐくみ育てていくとよいのです。」
立花:「ここで、今後十年間の基本的な運気が決定づけられます。この時期に得たものは、それが異性であれ、財産であれ、生涯不動のものとなります。家を買ったら、その家を手離すことはありませんし、家庭を得たら、かならず幸せになれます。<立花>は、ものごとを決定づけ、強調する運気です。したがって、逆にこの時期に、財を失うことや人からの不信を買うようなことをすると、それが決定づけられてしまいます。この時期は、十二年の周期のうちで、運気の指針を決定する重要なターニング・ポイントであるので、ある意味では、この<立花>の年が、十二年のうちでもっとも大事な年ともいえるのです。」

緑生の年に指導医養成のフェローポジション獲得、立花の年にフェローシップ開始。今の所FDの仕事が自分のキャリアの大きな中心の一つを占めています。また、立花は長女を授かった年です

健弱【小殺界】:「字のとおり、健康面に問題が発生しやすい小殺界です。決定的に悪い年というわけではありませんが、といってむやみに新しいことは始めないでください。この時期は<種子>以来たまってきた疲れをいやす時期なのです。健康面、経済面に多少の支障が出ます。無理をすると、これから先、悪い影響を残すことも考えられます。とにかくこの<健弱>の時期は、体内に溜まった毒素や、無理から生じた疲れ、エネルギーの老廃物を体から吐き出し、これまでの反省と今後への展望を考えましょう。愛情運も、ここでは無理な押しはやめ、一度、間隔を置いてみることをおすすめします。かならず、次へのステップになるはずです。」

帰国直前の年でしたが、家計的には最も借金の多かった時期で(クレジットカード4−5枚限度額まで借りて、給料の半分以上がその支払いに出ていました)、またもう一度大きな交通事故に巻き込まれて帰国まで後半年しかないのに車の買い替えをする羽目になりました。

達成:「これは目的達成の<達成>。自分の望むことが、思うようになります。愛情運、家庭運ともにギラギラと輝く真夏の太陽のように最高潮に達し、すべてが順調に運びます。<立花>のときに果たせなかったものごとは、ぜひ、この時期に完成するようにしてください。また、<立花>のときに決定づけられなかったことは、この時期に再チャレンジしてください。あなたの運気は、十二年周期の中で最大限に熟しています。経済的にもひじょうに快調で、収穫はもう少し先に延ばすとしても、花をつけ、実が実るのが手に取るようにわかり、仕事がもっとも楽しい時期です。積極的かつ大胆に決断、行動しましょう。」

日本に帰国した年。ある意味dream jobと巡り合うことができ、研修医の立場から、attendingとして、収入も伸びた年でした。

財成:「ズバリ、経済面での実りの時期です。やることすべてがお金になる絶好期だと思ってよいでしょう。仕事も思うぞんぶん、どんどん進めてください。少々のミスなど問題になりません。何をしても大きな成功に結びつきます。サラリーマンの方なら、望外の出世も不可能ではなく、思っても見ない大プロジェクトをまかされたりします。愛情運、家庭運も最高潮に達し、経済的にも何ひとつ不自由のない生活が送れます。なにしろ、黙っていてもお金のほうからあなた目がけてやってくるような、十二年に一度だけ訪れる蓄財の年です。何はばかることなく、おおいに稼ぎましょう。ただし、この年の運気は、人との別れめも生じます。」

昨年オープンしたクリニックの仕事の話が急に持ち上がったのがこの年です。そんな仕事自分に任せて本当に大丈夫かと心配にもなりました。お金にはそれほど恵まれたとは思いませんが。(ただ、初めての著書(共著ですが)が出版され、原稿料は多少まとまったお金でした)
てっきり新しいプロジェクトに加わってくれると思っていた優秀な二人がプロジェクトから外れることになりましたが、財といっても人「財」に恵まれた年でした。個人的にしている指導医養成のプロジェクトで多くの組織、立場を超えた出会いがありました。

そして去年
安定:「充実し、熟しきった黄金のときです。人生の果実を味わう時期といえましょう。すべての成果を克ち取って、心ゆくまで優雅に充実した生活を送るように心がけてください。ただし、目の前に大殺界が待ち受けています。ここでは、けっして新たに事を起こそうなどと考えてはいけません。やるとしても、次の種蒔きを考え、また、それまでの自分の活動を振り返って内省することです。このあと、いよいよ“人生の冬”がやってきます。力ずくでがむしゃら押しまくることはせず、ゆっくりとリラックスして、この九年間の人生を静かに顧みながら、きたるべき嵐に備えてください。」

去年が12年のうち最もよい年だったのかも知れません。
今年引っ越しを検討中、また個人的に実施している指導医養成の仕事も、事業化しようか等と考えていますがどうしたものか。大殺界には新しい動きは禁物ということなので。

ここまで来て、六星占術すごい、と思った人も多いのではないでしょうか。

例外をいくつか。
達成の年に祖母が他界
再会の年に父が他界しています。

調子にのって、家族の運勢周期を調べ始めてふとしたことに気づきます。
妻、木星人+、長女(第1子)、木星人+ 今年財成
長男(第2子)、水星人- 今年安定
(余談ですが、妻、実の母親共に獅子座、戌年木星人+なのです。違うのは血液型だけ。人は性別の違う親に似たパートナーを求めてしまうのでしょうか。正確は全く違う二人なのですが。。。)

3種類の運勢周期を眺めると、4人共大殺界、中殺界、小殺界に関係ない年は12年に2年しかありません。(言い換えると12年のうち10年は誰かが殺界に入っているのです)
何か良くないことが起これば、4人の運勢の中で殺界を探して(6分の5の確率で見つかります)、「ああ、やっぱり当たっている」となるわけです。これらは後述するマルティプルアウト、レトロフィッティングといった手法で、大体当たるようになっているのです。
また、後で述べますが、多く調べれば(検査、鑑定)調べるほど以上の出る確率が上がる、というのが医学と似ています。

このあたりは
六星占術と大殺界
http://www.nazotoki.com/rokuseisenzyutsu.html
の大殺界の秘密のあたり(上から1/3ぐらい)
細木数子関連FAQ
http://www.nazotoki.com/faq.html#aishyoun
の「・相性運が悪く、悩んでいます。」
のところを参照されたし。

さっきのうちの家庭での運気を言い換えると、12年のうち「全員が」何らかの殺界に入っているのはたった1年だけで、後の11年は誰かが良い運気に入っているので、カバーしてもらえる、と考えることも出来ます。

医者が占いなぞ、と思う人も多いでしょう。しかし、気づく人は気づくかも知れませんが、どちらも以下の点において共通しています(特に外科的手技が関わらない場合)。
1)将来の出来事、不確実なことに対して出きる限り正確な予測をしようとしている。
2)その予測の方法は過去の出来事に基づいており(ベイズの定理)、確率を扱う仕事である
3)一部、そのpracticeを実践している人間の経験と勘に基づく部分がある
4)実践者と利用者の間での信頼(ラポール)が重要である
5)その実践者が理解していること、分かっていることをどのように利用者に伝えるかについてのコミュニケーション能力が重要である
6)一生涯、自分の仕事の内容を省みながらさらに研鑽をしていくことが重要(反省的実践家)
大きな違いは、医学が、出きる限り上記1〜5を科学的根拠に基づいて行なおうとしていること(上記3〜5も含めて)、占いの多くがその裏付けを未だにしようとしていないことでしょうか。

医師は確率を扱う仕事である、というとけしからんと思われるかも知れません。でもそうなのです。この当たりの話はまた機会があればやるとして、そのような意味で類似点が多く、占いにはとっても興味を覚えてしまうのです。

さて、医師はどうしても情報に対して批判的吟味を行なってしまうのが常で、六星占術に裏はないのか、本当に信じていいのか、と考えていると様々な情報が(その真偽は別にして)出てきます。

そもそもなぜ占いは当たるのか(当たっているように感じるのか)
コールドリーディング、レトロフィッティングマルティプル・アウト等のキーワードがその鍵でしょう。
コールドリーディング
http://www.nazotoki.com/cold_reading.html
超能力捜査官(レトロフィッティングマルティプル・アウト
http://www.nazotoki.com/psychic_investigator.html

特にレトロフィッティング(後ろ向きにつじつまを合わせること)ですが、既に起こったことに対して、鑑定結果に合う事象だけを思い出すように人間の心は働くようになっています。「前回の大殺界ではどんな悪いことがあっただろう」「やっぱり」となり、良くない出来事が殺界でない年に起こっていた場合は、忘れてしまうか、その年に起こった他の良いことを思い出して、「いい年」にしてしまう、人間の自然な心理。
医学の世界でも、数多くの胎児心拍監視装置のデータに危険な徴候が有るかどうかを専門家(産婦人科医)に判定させる時に、その分娩の転帰(その後産まれた子供に問題があったかどうかなど)についての情報をそれぞれのデータと共に提供して判定させた場合と、転帰を知らせずに判定させた場合、転帰を知らされていた場合のほうが、その分娩に伴う監視装置のデータを「危険な徴候があった」と判定する確率が統計学的有意に高いことが分かっています。
最近の医療事故でも、医療以外の電車事故などでも問題が起こってから、「原因を」血まなこで探すので、悪い結果が出る前にリアルタイムにそのことを経験していた当事者にとっては明らかな危険信号と認識できないものまで、後になって専門家がよってたかって、どう考えてもあれは回避できた、というようなコメントを出すことがあります。レトロフィッティングといえるでしょう。

それ以外のテクニックも医師は、悪気なく使っていることがあります。

また、大殺界でも心配する必要がないような勇気づけられる記事も。
殺界なのに、いーことあった!
http://www.nazotoki.com/iikotoatta.html

さらに○木数○の暴露記事を挙げておきます。
細木数子
http://www.nazotoki.com/obatyan.html
先祖供養
http://www.nazotoki.com/senzokuyo.html
細木数子関連FAQ
http://www.nazotoki.com/faq.html
「勉強会」参加レポート
http://www.nazotoki.com/report.html
さらに書籍の紹介
細木数子―魔女の履歴書
http://www.amazon.co.jp/細木数子?魔女の履歴書-溝口-敦/dp/4062137275/sr=11-1/qid=1166695283?tag2=nazotoki-22
あぶく銭師たちよ!―昭和虚人伝
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480034455/qid=1146734599/sr=1-1/ref=sr_1_2_1?tag2=nazotoki-22
霊・因縁・たたり―これでもあなたは信じるか
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876992118/qid%3D1146734394?tag2=nazotoki-22

さて、もともと医療は呪術師が担っていた仕事ですが、医学はより科学的に物事を進めていく必要があります。残念ながら、未だに占いまがいの科学的根拠のない医療を行なう医師も周囲には見受けられます。

経験や直観も優れた医師として重要な要素であることは否定しません。しかしそれらが、占いとどのように違うか一般の人に理解できるように説明することは可能なのでしょうか。そもそも科学的根拠を除いた部分で医師が行なっていることは占い師のそれとどこか違うのでしょうか。

最近CAM (complimentary & alternative medicine)が注目を浴びていますが、アメリカにいた頃に出回っていたジョークを一つ紹介しておきます

A Short History of Medicine: "Doctor, I have an ear ache."

2000 B.C. - "Here, eat this root."
1000 A.D. - "That root is heathen, say this prayer."
1850 A.D. - "That prayer is superstition, drink this potion."
1940 A.D. - "That potion is snake oil, swallow this pill."
1985 A.D. - "That pill is ineffective, take this antibiotic."
2000 A.D. - "That antibiotic is artificial. Here, eat this root!"
(出典 http://www.juliantrubin.com/medicaljokes.html

今年の抱負。
3年間大殺界に入るので、水星人らしくなくふるまうことを心がける。つまり
利他的に、感情豊かに振る舞うこと
情熱的になること
「人」をこれまで以上に大切にすること
そして
今まで以上に
まじめに、こつこつと目の前の仕事をすること
感謝をすること

さらに
執筆時間の確保
音楽活動の再開、芸の鍛練、そのための時間の確保

を目標にしたいと思います。

長女(6)の1年の抱負は
「ピアノを頑張ること」だそうで(早く本物のピアノ買ってやらねば)
長男(3)は
「ドラム頑張る」だそうです(まだ始めてもないやんか!)


たくさん書きましたが
メモは忘れるためにする
ブログはメモとして使う
というのが最近学んだIdea hackです。早速実践してみましたが、時間かかりました。細く長くにしないとまた続かない。