2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

健康診断、再び

今まで健康診断に反対していたことは以前にも書いた。 健康診断拒否月曜日に健康診断を受けてきた。希望の日を書いて書類を出すように言われていたがわざと出さなかったら、やっぱりKさんから電話。「今年はどうしますか?」「今年は受けますので、何時どこ…

ケイカンのいい施設?

入院患者さん担当のレジデントとの会話「入院患者さんはどうなっていますか」 「Aさんは医学的にはおちついています」 「Aさんは療養型の転院施設が見つかるのを待っているだけだったね。そっちは進んでいますか」 「今日Aさんの家族が、施設Xに行ってケイカ…

生物心理社会モデルを中学生に教える

生物心理社会モデル(Biopsychosocial model)とは、G.Engelが1977年にサイエンス誌で提唱した、患者への新たなアプローチの方法である。端的に言うと人間の生物学的部分、心理学的部分、社会環境は互いに影響しあっており、独立で分離することは出来ない…

日本にいるアメリカの家庭医

興味深いデータを一つ。アメリカ家庭医専門医認定委員会Amrican Board of Family MedicneのHPからアメリカ国外に在住の家庭医専門医のうちわけが見られる。その中から2桁以上のものを挙げると、7カ国しかない。おそらく登録の住所でわけているので、ここに…

家族図は医療の質を向上させるか

この疑問は今週見学に来ていた学生さんのふとした質問から始まった。 「カルテを見ていると家族図がないようなのですが」 電子カルテなので家族図は入れにくいのだ、現在検討中なのだ、使う習慣がないし、困ってないのだなどと頭の中で考えながら、「家族図…

HANDS-FDF(指導医養成)

さる梅雨明けの3連休は以前にも紹介した指導医養成セミナーHANDS-FDFの2回目。 この試みは以下のいくつかの点で日本初である。 Home / Away方式;現在の指導医養成セミナーの大半(1度集まって2泊3日の詰め込みをやってはいおしまい)ではなく、1年に…

今の「医師としての私」を作った人たち

明日(今日)からの私主催の指導医養成セミナー準備追い込み中。夜中1人でまとまった時間にやるので、こういうときに限って、blogが進む・・・・・・・昨日Dr.Mが自分のNarrative sideを伸ばしてくれた、と書いたついでに、現在の医師としての自分の思考様…

家庭医の42年後のリタイア

自分が指導医としてのトレーニングを受けたFaculty Development Fellowshipのdirector, Dr. Joel H. Merensteinが42年間の家庭医としてのキャリアを終える。そのstoryがピッツバーグの地元紙Pittsburgh Post Gazetteに掲載された。(現在Shadyside Hospに…

予防接種についての6つの誤解

日本のワクチン行政のひどさには驚くが、一般の人たちの認識も積極的なワクチン推進活動の生涯になっていることがある。米国CDCが、子供のワクチンを打っている医療従事者向けに、子供の親への説明方法としてよくある誤解への説明方法の文書を作成したものが…

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医学生Blogランキング こんなサイトもあるのねー。医学生のblogがなんと多いことか。彼等はまさにあっちからこっちへの川を渡りつつある人たちで、その最中の景色の変化という貴重な、貴重な体験をつづっている。 個人的にはここの全部のblogに家庭医の宣伝…

後期研修のkeyword

初期研修必修化元年の研修医が来年春初めて2年間の初期研修を終える。それに伴い、現在各研修病院は後期研修のプログラム作りに大忙しである。最初から後期研修を主眼としてやってきたため、すでにプログラムも出来ており家庭医診療科は例年通りの宣伝活動と…