朝日新聞/H家庭医療学センターなどなど

H家庭医療学センター所長のK氏の大学時代の同期と称する医師のコメント。こちら
彼への個人攻撃をするつもりはないが、気になった事だけ(なぜ気になったかといいうと、彼独自のコメントというより非常によくあるコメントであるにも関わらず、なかなか文面にされる事がないので、勇気を持って文面にされたM氏へ、こちらも文面に出来る事の感謝の気持ちを込めて)

いくつか彼のコメントから引用

  • k氏がもともとは小児科医(北大小児科)であり、内科全般の事情を知らないままに「カナダの家庭医」になっているという事実に違和感

そもそも家庭医療学と内科学、家庭医と内科医は違う。内科の事情を知っているに越した事はないが、家庭医になるのに「内科の事情」を知る必要はおそらくないと思われる。「日本の事情を知らない」という議論であれば成立したかも知れない。M氏の家庭医療への理解のなさは残念。しかし日本の医師の大半は同じような感じであろう。私や学会が啓蒙活動を頑張らなければ。

  • 「良質な開業医」は日本に数多くいるのだから国民は安心していい、ということである。

「良質な開業医」は日本に数多くいるということには300%賛成。しかし、その逆も非常に多い。そして十羽ひとからげにされた「開業医」の中から良質なものと悪質なものを国民が簡単に選別できる仕組みが存在していない。
そして良質な開業医と良質な家庭医は同一である事もあれば同一でない事もあり、良質な家庭医を育てる事は良質な開業医を駆逐する事にはならない。(朝日新聞は同じかのように書いていましたが)

現存のものとの差別化を出しすぎると現存の人たちの抵抗が強くなり、現存との調和を優先すると「同じならなぜまた新しい名前やら団体を作るの?」という事になり存在価値が薄れる。このジレンマどうすればいいのでしょう。