STFM 2005

familydoc2005-04-30

今回は日本での家庭医療学会の学生、研修医部会の活動である、夏期セミナーについて、アメリカの皆さんにも知ってもらう、という発表(ポスター)の目的でSTFM: the Society of Teachers of Family Medicine に来ています。その言い出しっぺのD.Y.氏が(アメリカのカンザスシティーでの学生、レジデントのための家庭医療カンファレンス ここ に参加して)「日本の夏期セミナーの参加者の方がずっと熱いじゃないか、この熱気はアメリカの人にも知らせるべきだ、STFMなんかはどうだろう」ととあるメーリングリスト上で言い、その時期にアメリカに来るかもしれないと思っていたS大のW君(以前の夏期セミナーの世話役)が「では私がやります」と立候補、そこで、私は毎年STFMに参加しているので今度も参加するだろうから、と「アドバイスお願いします」と言われてしまった経緯。日本の学会と違い、STFMに発表するのは結構難しい。abstractを出しても、人数やスペースの関係でrejectされる事が多いからだ。確か倍率は3倍ぐらい。かくいう私も1つ出していたのだが、見事rejectされたので、今回この発表に名前をのせてもらっていた事は、感謝の一言である。(発表者であれば勤務先から学会参加費が出るのです)FD Fellowの時に、このSTFMの運営委員(応募されてきたabstractを審査して、どれをacceptして、どれをrejectするか決める人)をまねいて、その決定のプロセス、決定要素などについて話を聞いた事があるが、必ずしも質そのものだけではない、時間帯ごと(2日目の午前など)に同じような内容の発表をまとめるので、どこにもくっつけられない内容は質が良くても外さなければならない事もあるとの事。私の発表は結膜炎についてなのでSTFMではやっぱり無理か。酸っぱいブドウ。
明日土曜日はpreconference workshopということで、NBMとEBMを実際の診療の中でどのように統合するか。というテーマのものに参加予定。楽しみである。
少しニューオリンズの街を歩いたので、町並みの写真と(旧フランス領だったので、鉄のレースと呼ばれる細工のきいたヨーロッパ風のバルコニーの柵が特徴)の写真をどうぞ。