今の「医師としての私」を作った人たち

明日(今日)からの私主催の指導医養成セミナー準備追い込み中。夜中1人でまとまった時間にやるので、こういうときに限って、blogが進む・・・・・・・

昨日Dr.Mが自分のNarrative sideを伸ばしてくれた、と書いたついでに、現在の医師としての自分の思考様式、行動様式に大きく影響を与えた人(今回は医師を中心に)を挙げてみようと思う。最もたくさん、たくさんいるので、全員は挙げられないから、影響の強い順に10名ぐらいにする。(名前の挙がっていない人は影響を受けなかった、ということではありませんので、ご安心を)
敬称略で失礼します。

医師になるという決断
ブラック・ジャック(やっぱり基本?)
手塚治虫
野口英世(あの時代につてもなく1人でアメリカへ行ったのはやっぱりすごい)

医師になってからor家庭医になるということ
葛西龍樹(北海道家庭療学センター 彼がいなければ家庭医にはなっていない)
福井次矢京都大学総合診療部教授->聖路加国際病院副院長? 私のEBM sideのrootは彼です)
Dr. David Blandino(レジデント時代のdirector。私のEBMsideをさらに伸ばし、予防の視点を植え付けてくれました)
Dr. Joel Merenstein(昨日の書き込みのとおり、自分のNarrative sideは彼が育ててくれました)

教育者としての自分
Dr. Hershey Bell(現在のアメリカ卒後教育の流れのoutcome projectの基礎を提唱した人。影響を受けたのはそのことではなく教育の場のsafetyへのこだわり。2回しかあっていませんが、強烈なインパクトでした)
Dr. Neal Whitman(彼も教育のDr.Ed.Dで医師ではありません。3回ほどWSを受けましたが、一連の著作にかなり影響を受けました。彼自身の行なうteachingが、計算され尽くされていて、すごく勉強になりました)
Perkar Palmer (医師ではなく、一度も会ったことはありませんが、教育者として有名。著作にかなり影響を受けました)

リーダーとしての自分
亀田信介、省吾(現在のボス いろいろと勉強させていただいてます)
Dr. David Blandino(前述 彼のcreative leadershipは現在も真似して使っています)

これらの名前と現在の自分との関係をじっと見てみると、接した時間の長さではないということがわかる。
それぞれが確固とした信念の持ち主であると言うこと、それぞれ何か具体的に教わった、というよりやっぱり影響を受けたという感じ。
また'teaching affects eternity'という言葉が思い浮かぶ。
そうして今の自分の立場を考えたときに、「ああ、責任重大」と感じてしまうのであった。

まあ、「学習者はコントロールできない」という言葉もあるのだけれど