久々の大ちょんぼ

土曜日は出張。最近はセミナー全部の企画とかWS2,3個という依頼が多かったが、今回はもう3年も前からやっている5 microskillsのWSだけ、という事で金曜日に少し準備、スライドの再調整をして(かなり卒後年数の高い人たちや、FDが初めての人が多いという事で、少し分かりやすく)、夕方5時からの仕事だったので木曜日には1時間前には現地入りできるように上越新幹線の予約をとって、配布資料も前日に送って(私としては、かなり余裕を持って出来たほうです)。
昨日は予定通り移動。日曜日は朝一番で帰って、夕方に家族とバーベキューの約束。翌日の朝一番の帰りの上越新幹線も無事指定席購入。上越新幹線N駅からタクシーで会場のN市医師会館へ。開始40分前ぐらいに到着。ところが・・・・

どのドアも開かない。ガラス張りの建物なので中が見えるが、入ってすぐに受付のテーブルと「指導医のためのWS」参加者名簿がはってあるが、人の気配がない。
「まあ、今一つ前のF先生(とっても仲良くしてもらっている)のセッションだから全員会場の中だろう。もうすぐ休憩に入るからそうなれば人がロビーに出てくる。そしたら気づいて開けてくれるだろう。」
という事で20分ほど外で待つ。

休憩のはずの時間になっても人の気配はないし、だんだん自分のセッションの開始時間が近づいてきたので、不安になってきたが、あいにく、今回の担当の人の携帯番号を聞いていない。104の電話番号案内でN市医師会館の電話を聞いてかけて見る。それから、今回やり取りをしてきたN先生のK医院に電話。留守番電話。
場所間違ったかな?ラップトップを開けて、メールを確認。場所は大丈夫。そうこうしているうちに自分のセッションの開始時間から15分、20分経過、頭の隅では、「自分のセッションのどこを削って、時間内に収めるか」「時間過ぎて講師が来ていないのだからそろそろ電話がかかってくるだろう(先方にこちらの携帯番号は渡してある)」などと考え始め、回りはだんだんと夕暮れどき。
いくら時間が押して延長になるといってもここまで延びるとは思えない
いよいよしびれが切れて、現在セッションをしているはずのF先生のところで働いているY君に電話してF先生の携帯を教えてもらう。「もうセッション中でもいい」。電話。出ない。
「やっぱりセッション中だから出られないか」
この後、無駄にN医師会館、K医院、F先生の携帯への電話を順繰りに繰り返し、セッション開始予定時刻から40分程度経過。

「ああ、こんなに大きな穴を開けたのは初めてだ。コンサルタント生命もおしまい?悪い噂はあっという間に拡がるからな」
「思えば最近出張多いと嫁さんに言われてたよな。それ見た事かと言われそうだ。」

などと考えているうちにF先生の携帯に電話したら向こうから声が。
「F先生、セッション中すいません。K病院のOです。」
「へ?」
「Oです。今セッション中ですよね」
「先生今どこ?」
「N市医師会館です」
「ええ、俺仕事明日だと思ってたよ」
「は?」
電話しながらラップトップで予定を確認なんと予定表の1日目のところには14日(日)と。


仕事明日だった。
(ここで初めて気づいた)

これで全て納得。全部私の勘違い。週末で1泊2日といえば金、土か土、日でしょう。    と、勝手に思い込んでいたのは私だけ。

「ああ、私の勘違いでした。お騒がせしました」
「確かにこれ平日の日、月なんだよ。変な日程だと思ってたんだよ。僕もその日に東京まで帰るから一緒に帰ろう。ああ、先生、東京から帰れないか。セッションの順番替わってもいいよ。」

「とにかく今日の宿泊と、月曜午前の外来どうするか考えます。お騒がせしました。」

「まあN市はおいしいものいっぱいあるから(F先生この当たりの大学医学部出身)」
何だか的を得たようなえないような慰めだが、実はこの言葉に本当に救われたのです

「ところで今どこって言った?」
「N市医師会館です」
「会場そこなの?去年はO医師会館だったからそっちにくつもりだった。ワハハ。おたがいひどいな。」
(こんな私たちで日本の卒後研修を担ってます)

電話番号案内で近くのタクシー会社を呼び、タクシーに来てもらう。(住宅地で全然タクシー走ってなかった)

駅に戻るとまず明日朝の新幹線のチケット払い戻し。手数料取られる。次いで、宿泊の確保。幸い駅の看板で、全室高速インターネット完備のホテル、当日もありますと。(帰りの電車の予定など調べないといけないのでネットに接続できる環境がいるのです)

チェックイン。空いてて良かった。自分のセッション終了後からでは日曜の晩には家にたどりつかない。どうやっても0時過ぎに千葉周辺で泊まって、朝4時台の電車でないと、戻って身繕いし直して外来には間に合わない。ああ。

F先生とセッション替わってもらえると、最終で戻れるな。

メールに今回担当のN先生の携帯番号の連絡が。
早速電話して事情を。

「じゃあとりあえず一緒に夕食いかがですか」
この後は、平謝り。とにかく1日遅く来なくて良かった。
N先生からF先生へセッションの順序変更の依頼の電話をかけてくださった。

「事情がありまして・・・・」
「ああ、O先生の事ね。いいですよ」

F先生全部承知。この寛大さが人を集めるんだな。
F先生本当にありがとうございました。もちろん、今回のタスクフォースの皆さんも。

N市の印象なども書きたいのだけれど、とりあえずここで。

というわけでこれからセッション本番です!

一日もうけてゆっくりしたけれど、このblogかいておしまい。(でもないけど)

いやあ、久しぶりの大ちょんぼでした。


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