「○の○んたの激論!○者ズバッ」その後

昨日は表題の番組の放映があって最初の外来。4,5名の患者さんがこっちが一生懸命血糖や血圧、タバコの話をしているのに「先生、話は変りますけど、こないだテレビに・・・・・」「今日は先生のことからかってやろうと思ってきました」など。こういうことを医師に気兼ねなく言える関係になっているのは喜ばしいことだけれど。「内緒にしてたんですけどね。アハハ」と応対。
さすがに、テレビで見たからかかりに来ました、という初診の方はおられませんでした。
言い訳にも書いたように、撮影が納得いくものではなかったので、ほとんどの人にはテレビのこといわなかったのに、月曜日の外来患者さんの中での視聴率は2−3割ぐらいかな。○の○んたおそるべしなのか、民放おそるべしなのか、ゴールデンおそるべしなのか。

見てた人はやっぱり結構居るみたいで、あっちこっちのブログで記事になっていたりします。
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中には、こんな丁寧なものも。
内容のまとめ
出演した医師のリスト

また、昨日、テレビ局の方からお礼の手紙を頂きました。こちらで一部削除、伏せ字をしています。

        • ここから------

番組ご出演に関する御礼
 この度は、XXXテレビ「○の○んたの激論!○者ズバッ」にご出演頂きありがとうございました。また事前のアンケート・打ち合わせ等、お忙しい中多大なご協力を賜り、重ねて御礼申し上げます。お陰様で、視聴者の皆様方からの反応も良好で、放送当日XXXには200件近い問い合わせの電話がありました。問い合わせの内容は、番組中に取り上げたトラブルと同じような体験を持つ方々からの情報提供が主でしたが、中には「VTRで取り上げたような医者ばかりではない!大多数の医者はまじめにやっている!」というお叱りのお電話も数件有りました。勿論、スタジオにご出演頂いた先生方のご意見に賛同するという電話も多数頂きました。
結果、視聴率も11.2%と激戦区の中で大健闘致しました。

普段、一般の方々が知ることの出来ない医療現場の情報を、現役の医師の皆様方がホンネでお話し頂だけた事が、視聴者にとっての何より有益な情報であり、これまでにない新鮮な番組として視聴者の心に届いたのだと思っております。
なにぶん二時間という限られた放送時間故、先生方のご本意が十分にご紹介できたか?少々不安ではあります・・・言い足りなかった部分など、ご不満もお有りかと存じますが、何卒お許し頂きたく願い申し上げます。

尚、視聴者から先生方の連絡先を教えて欲しいという問い合わせも多数有りました。
当方としては番組内で表記した情報、つまりお名前・病院名など最小限の情報提供しております。電話番号などを調べた視聴者から直接病院に問い合わせのお電話が殺到するかも知れません。お忙しい中ご迷惑をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願い致します。

また、番組に関する、ご感想お叱りのお言葉等々、率直なご意見を下記のメールアドレスまで頂ければ幸いです。今後の番組作りの参考にさせて頂きたいと存じます。
後日、番組の録画DVDお送り致します。
                        取り急ぎ、御礼まで

          • ここまで--------

こういうフォローはあって当たり前かも知れないですが意外と出来てないかたも多いです。お礼の意味もさることながら、反応がどうだったのかなどの情報は大変ありがたいです。こういうこまめな心配りの積み重ねが大きな差になるんでしょう。自分自身に再確認。
ところで視聴率11.2%は高いのか低いのか。(ちなみに録画をしてあとで見た人はカウントされないそうです。私もそうでした)
歴代視聴率順位を見ると、そうでも無いような気がするが、2002年のワールドカップを除いてかなり古い年のものばかり。2005年のtop30でも下は24%。まあ、テレビ局の人が大健闘というのですから、そうなのでしょう。
調べる中でテレビと視聴率が勉強になりました。
何事も日々学ぶことばかりです。

撮りあえずテレビに1回出たからといって、特に生活は何も変っていません。いつもの毎日です。

P.S.最近そのblogホストのメンバーやIDを持っていないとトラバの出来ないものが多いです。とっても残念です。

いろいろあるんですよ

3/14に収録されたTV番組が昨日放映された。(○の○んたの激論!○者ズバッ)ひょんなことから出演させていただいたのだが、その裏側というか悪あがきであるが感想と言い訳を。

とにかく自分の言いたいことの10分の1も言えなかった
理由1:初めての経験であったこと。何もかもが初めての経験で、次にどのようなことが予想されるか分からなかったこと。
テレビ出演に慣れている他の医師の方は、非常にうまく発言のタイミングや言葉選びをされていました。(医師としてテレビ出演に慣れることの是非は別として)

  • >研修医に対してや指導医養成講習会では「ストレスのない練習の状況で、ゆっくりやって出来ないものは本番絶対に出来ません」といっているにも関わらず、練習なしのぶっつけ本番だったので無理ありません。

理由2:司会のM氏がここでふってくれます、などの打ち合わせがあったのに、その通りには全く進まなかったこと。司会にふられるまで発言をしてはいけないと思っていたので(後半になってそうではないと他の出演者の行動を見て気づいた)、前半はほとんど発言できなかったこと。(前半の「専門医のワナ、かかりつけ医」のところで最も発言を期待されていたはずなのだが、自分から手を上げないと発言できないことに気づいて頑張り始めたのは後半。)。撮影の数日前にディレクターと電話で1時間ほどはなしをして、それに基づいて当日の進行表は医師ごとに、ここでこういうことを振られますから、このような発言を、と綿密な準備をされていたにもかかわらず(それに基づいてきちんとした発言が出きるようになるために、セリフや文献上のデータなどしっかり準備していたにも関わらず)、M氏はほとんどそれとは関係なく自分のペースで、自分のやり方で、ほとんどアドリブで進行していたので、(おそらくほとんど準備なしのぶっつけでしょう。そこがプロといえばプロなのですが)、前半は「え〜、全然発言をふってもらえない。どうなってんの〜」状態だったこと。

  • >当日はこんなことがこんなふうに進みますよと事前に言っておいてもらえる(aniticipatory guidance)のとそうでないのとは大きな違いがある。知らせてもらっていても当日全然違うとやっぱり戸惑いや不安は大きい。

理由3:かなり区別(半ば差別?)があったこと。実はあの医師の中にM氏の主治医や、よくテレビに出演している医師がいたのだが、撮影直前にM氏を含め芸能人ゲストが入って来たとき、あからさまに知り合いの医師には非常に社交的な挨拶や会話があったり、撮影中も(放映ではカットされていたが)明らかに、以前からの知り合いの医師にはfriendlyな対応だったり、頻繁に発言の機会を与えたり。まあ初対面の人との対応が違うのは仕方ない所はあるが、最初から「自分は業界人ではない(芸能人ではないという意味ではなく)」というのをいやおうなく強く意識させられた。それが萎縮の原因にもなったのだが。

感想:
誰にも初めてはある。どのようなことが起こるかも体験してみなければ分からない状況で、実はかなり準備もしたのだが、それは的の外れた準備も多かった。See one, Do oneのSeeの部分を飛ばすとどういうことになるかよく分かった。
M氏のM氏によるM氏のための番組だった。医師や芸能人ゲストはM氏を引き立てる飾りのようなもの。医師の意見をうまく引き出すfacilitatorの役割、というよりは本人のagendaが明確にあるshowmanであった(あたりまえだが)。そういう意味で撮影後の帰路は「自分の言いたいことがいっぱいあったのに、ほとんど聞いてもらえなかった、引き出してもらえなかった。」そのような不全感がいっぱい残った撮影であった。
ゲストのN氏「病院に行くと分からないことばかりで、不安で、話も聞いてもらえなくて、自分の居場所がないような気がして、自分がとても小さい存在のように感じるんですよ。その辺を忘れないでほしいです」Rさん「お医者さんにとっては日常的なことで大したことないんでしょうけど、私たちにとっては難しい言葉も多くて」などの発言が、実は自分にとってそのまま当てはまっていたのです。
テレビ撮影なんて、芸能人にとっては日常的なことで大したことではないんでしょうけど、こっちにとっては一大事で、何がどう起きるのかも分からず、不安で、話も聞いてもらえなくて、自分の居場所がないような、とても小さい存在のように感じ、とっても満足度が低かったのです。その当たりの気持ちに十分配慮できなかったテレビ業界の皆さん。気づいてくださいね。
しかしそのような立場でそのような感想を得られたことは、医療という現場で患者さんがどのような気持ちで医療機関に来ているのかを再確認し、自分の医療のやり方をもう一度振り返る大変良い機会でした。
何事も経験とはよくいったもので、全てが医師の仕事の肥やしになるのですね。

その他の良かったこと:発言は一つでしたが、事前のディレクターとの電話インタビューでの私の言葉「医者探しは恋人探し」が「良い医師を探すには」の部分のみ○のズバッ!で使われていたこと。また番組全体のまとめとしての言葉「医者選びも寿命のうち」もインタビューで私が出した言葉だったこと。
発言はあまり出来なかったが、他のDr.の発言の多くにも共感できたので、自分の伝えたいメッセージとしては多くを代弁してもらえたこと。他人を信じるというのは大事なことです。
撮影でお会いできた何人かのDr.と交流が始まったこと。有名な心臓外科医のN先生とはメル友になりました。隣に座っていらしたS先生からは著書を送っていただき、これからお礼のメールを書きます。
自分らしさが余り出せず、発言も今一つでしたが、少なくとも放映を見る感じではイメージダウンにはならなかったこと。

残念だったこと:もちろん自分らしさが出なかったこと。「家庭医療」という言葉を出せなかったこと。他のDrがいわゆる従来型の臓器疾患専門医->いきなり開業プライマリケアというパターンの人が多いなか、批判に取られないようにかつ自分の専門性をうまく言えなかったこと。(全国展開で医師会や、臓器専門医を敵に回す勇気はありませんでした)
あとどうしても言いたかったのに言えなかったこと2つ。

  • 議論が、医療機関や医師の選択肢がたくさんあるということが前提になっていること。地方では、好む好まざるによらず、その病院のその医者にかかるしかない、というような地域もたくさんある。気に入らなければそこにかからなければいい、という議論ではすまない地域がたくさんあるのに。
  • かなり専門領域のバランスよく20名の医師を集めていたが、それでも小児科医がいなかったこと(子供を診る医師は私がいましたが)本当に頑張っている人、本当の現状を訴えるべき人が、おそらくああいう場所に出てくる時間がない現実を訴えることが出来ませんでした。

芸能人と写真すら撮れなかったこと。先に医師はセットに座らされて、準備ができてから芸能人が入って来て、撮影が終わったら、先に芸能人が出ていってしまったので。サインも話も写真もなし。やっぱりあちらの世界の人なんですね。

番組についての感想:この話があってからずいぶん出演するか悩んだのですが、うちの院長から「自分もこの春院長になるんやからそのマーケティングのことも考えるように」といわれ、出演を決めましたが、(もちろん事前に番組の内容も聞いて、納得の上ですが)かなり医療不信を煽るような印象を視聴者に与えてしまったのではないかと思うような内容でした。再現フィルムは確かにそういう実例もあるでしょうが、それは本当に極端な例でしょうというようなものばかりで、優秀な医師も多いのに残念でした。(確かに質のばらつきは大きすぎますが)
我々医師自身がプロ集団としての意識を持って、もう一度信頼を回復するような活動をしていく必要があります。

負けず嫌いということはありますが、自分にとっては不本意だったこともあり、出来ればもう一度チャンスがあればと思っています。どなたかテレビ局の方、これに懲りずに声をかけてください??

参考-
この番組についての感想のblogがいくつか。TBをしたかったのですが、機能がついてないものも多かったのでこちらへ。
やっぱり批判的なものが多いです。
http://d.hatena.ne.jp/hiradakedo/20060324/1143215491#c
http://blog.goo.ne.jp/caramel-88/e/7586f7ade29ae8bf8e5f3450174ed6fd
http://blog.goo.ne.jp/kunoichi34/e/97e78d9255252bcb46b6f1867d5c2a63
http://blog.goo.ne.jp/toi92/e/d1af1a281512ee1e0c305c38d7b31188
http://www.doblog.com/weblog/myblog/46257/2420927#2420927
http://blog.livedoor.jp/okanoie_sh/archives/50460541.html?1143262544
http://rurofuku.269g.net/article/1881468.html?reload=2006-03-25T13:56:27
http://blog.livedoor.jp/aoi4620/archives/50321160.html?1143262623
http://maiyo.tea-nifty.com/brain/2006/03/post_e1aa.html (出演した医者一覧)

バトンなるものについて

沖繩時代の戦友落花生氏よりバトンなるものが回ってきたので、まあチェーンメールの変形版とは知りつつあえて乗ることに。

Q1.今やりたいこと。

仕事のこと全部忘れたい
何もせずだらだら/マックいじり/映画DVDのマラソン
というのは現実逃避なので
何とか学校教育(小学、中学)に健康を増進する医師の立場から関わる糸口を作りたい(これは読んでてピンとこないかも知れませんが、深い意味があります。でもどこからはじめればいいのか)

Q2.今欲しいもの。
  
時間、時間、時間、猫の手
静脈の仕事ができる能力、整理整頓能力、私設秘書、
どこでもドア、コピーロボット
アラジンの魔法のランプ(または、もしもボックス。これで全て解決するのですが、魔法が使えるようになりたいです)

Q3.現実的に考えて今買ってもいいもの。
 
CD/SACDプレーヤー
いい革靴
ホームシアターの5.1chスピーカーセット(KEF製、ちょっと高いので買ってもいいとは言いがたいが)
 
Q4.現実的に考えて買えるけど買ってない物。

PS II もしくはNintendoDS 
スカパー
廃人になってしまいます  

Q5.今欲しいもので高くて買えないもの。

時間。人の心。
賃貸用マンション
マイホームはまだ迷っています(いろいろなことに縛られるので)

Q6.タダで手に入れたいもの。
  
ただより高いものはない、といいますが
Q2,Q5と同じような感じでしょうか。意外と満たされてます。
 
Q7.恋人から貰いたいもの。

なんだろうね〜
毎日いろんなものもらってます。十分です。

Q8.恋人にあげるとしたら。
  
やっぱりQ2,Q5と同じような感じでしょうか。
二人きりの時間(子供がいるとなかなか)

Q9.バトンを5人に渡す。
やっぱりつまらない回答になってしまいましたかね。

5人は無理なので、(知り合いでblogやってるの3人しか知らないんで)

あいあい(あえてリンクは公開しません)
医師が国政を目指す。さん
FPレジデントのHajさん

の3人に。

チェーンメールではないので無理にしなくていいよ。
バトンについては読売新聞のHPで記事を発見
http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20051011nt08.htm
はてなダイアリーでは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Baton  (大元まで遡ってます)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Comic%20Baton

家庭医に向いていない私?

あきの日めくり.のブログで紹介されていたmedical specialty aptitude test.

知る人ぞ知るRobert Taloy先生の奥様の著書How to choose a medical specialty
を元に,本人の協力を得て作られたテスト.英語で130の質問に答えると向き,不向きをスコアに基づいて判定してもらえるのです.
同じ質問が何度出てきたり,130問の長丁場でかなり辛いのですが,頑張ってやってみたところ,な,な,なんと






家庭医療は36の分野中26位!!全結果は以下の通り.(分野名の後の数字はスコアです)


Rank Specialty Score
1 psychiatry 47
2 aerospace med 46
3 preventive med 44
4 pathology 44
5 med oncology 44
6 allergy & immunology 44
7 nephrology 43
8 neurology 43
9 radiology 43
10 thoracic surgery 42
11 general internal med 42
12 infectious disease 41
13 hematology 41
14 rheumatology 41
15 endocrinology 41
16 pulmonology 40
17 gastroenterology 40
18 dermatology 40
19 plastic surgery 40
20 neurosurgery 40
21 ophthalmology 40
22 otolaryngology 39
23 orthopaedic surgery 39
24 pediatrics 39
25 nuclear med 39
26 family practice 39
27 radiation oncology 39
28 cardiology 38
29 obstetrics/gynecology 38
30 physical med & rehabilitation 38
31 urology 37
32 anesthesiology 37
33 general surgery 36
34 occupational med 36
35 emergency med 35
36 colon & rectal surgery 35


外科系,救急が下の方にあるのは納得.そしてもう一つの専門である公衆衛生のせいか予防医学が第3位なのも納得.
結構理論ぽい物や内科系が上位にあるなあ

周りからみるとどうなのでしょう.1位が精神科というのは「そうそう」という感じなのでしょうか.

進路の変更するにはもう遅いけど(しませんが)

ま,お遊びということで.
是非みなさまも大変ですがやってみて下さい.

メールの限界

今までも感覚的に感じていたことであるが,このような記事発見
研究結果「メールの意図が正しく伝わる確率は5割」

一部引用
自分が電子メールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は50%しかないという。この研究ではまた、人は受信する電子メールの意味合いを、90%まで正しく解釈していると考えていることもわかった。

 「こうして、感情的な論争が勃発する」と、シカゴ大学のニコラス・エプリー助教授(心理学)は述べている。エプリー助教授は、ニューヨーク大学ジャスティン・クルーガー準教授と共同でこの研究を実施した。「協力してくれた人々は、実際にはその可能性が五分五分でしかないのに、メールのメッセージの意味合いを正しく理解したと思い込んでいた」

 こうしたずれの生じる原因は、自己中心性――自分独自の観点を捨てられないという、一部の人が抱える障害――だと、エプリー助教授は説明する。つまり人は、メッセージが他人の観点からどのように解釈されるかを想像するのがあまり得意ではないということだ。

引用終わり

原典は以下の通り

Egocentrism over e-mail: Can we communicate as well as we think?
By Kruger, Justin; Epley, Nicholas; Parker, Jason; Ng, Zhi-Wen
Journal of Personality and Social Psychology. 2005 Dec Vol 89(6) 925-936

Without the benefit of paralinguistic cues such as gesture, emphasis, and intonation, it can be difficult to convey emotion and tone over electronic mail (e-mail). Five experiments suggest that this limitation is often underappreciated, such that people tend to believe that they can communicate over e-mail more effectively than they actually can. Studies 4 and 5 further suggest that this overconfidence is born of egocentrism, the inherent difficulty of detaching oneself from one's own perspective when evaluating the perspective of someone else. Because e-mail communicators "hear" a statement differently depending on whether they intend to be, say, sarcastic or funny, it can be difficult to appreciate that their electronic audience may not. (PsycINFO Database Record (c) 2006 APA, all rights reserved)


心理学の文献なのでegocentrismと表現されているが,これは異文化コミュニケーションにおけるethnocentrismと同じ考え.

教育の世界でもteacer centered education,医療の世界でもdoctor centered medicine

言ったから伝わったはずという前提は成り立っていないのに,そう断定してしまうこと

いわゆる強者,majority,「出来る人」にこの傾向が多いのではないか.

コミュニケーションは相手が正しく受け取って初めて上手くいったと言える訳なので,ある意味結果がすべてなのかもしれない.