2005-01-01から1年間の記事一覧

もう秋なのですね

言うと驚かれるのですが、私チャリ通なのです。(そのぐらいしか運動する機会がないので)それで毎日田んぼの横を通って通勤しているのですが、今日通って見た時に「大分頭(こうべ)がたれてきたな」と思っていたら、新聞でこの記事。 稲刈りシーズン!味も…

家族との面接(家族図、続き)

Blogを見た、仕事仲間のN.S.先生からメールを頂いた。彼女もコミュニケーションの専門科である。 やっぱりしっかりとしたデータはないようですね。と。 誤解を招くといけないので、念を押しておくが、私は家族図や家族の問診、家庭環境を考慮した医療が無用…

健康診断、再び

今まで健康診断に反対していたことは以前にも書いた。 健康診断拒否月曜日に健康診断を受けてきた。希望の日を書いて書類を出すように言われていたがわざと出さなかったら、やっぱりKさんから電話。「今年はどうしますか?」「今年は受けますので、何時どこ…

ケイカンのいい施設?

入院患者さん担当のレジデントとの会話「入院患者さんはどうなっていますか」 「Aさんは医学的にはおちついています」 「Aさんは療養型の転院施設が見つかるのを待っているだけだったね。そっちは進んでいますか」 「今日Aさんの家族が、施設Xに行ってケイカ…

生物心理社会モデルを中学生に教える

生物心理社会モデル(Biopsychosocial model)とは、G.Engelが1977年にサイエンス誌で提唱した、患者への新たなアプローチの方法である。端的に言うと人間の生物学的部分、心理学的部分、社会環境は互いに影響しあっており、独立で分離することは出来ない…

日本にいるアメリカの家庭医

興味深いデータを一つ。アメリカ家庭医専門医認定委員会Amrican Board of Family MedicneのHPからアメリカ国外に在住の家庭医専門医のうちわけが見られる。その中から2桁以上のものを挙げると、7カ国しかない。おそらく登録の住所でわけているので、ここに…

家族図は医療の質を向上させるか

この疑問は今週見学に来ていた学生さんのふとした質問から始まった。 「カルテを見ていると家族図がないようなのですが」 電子カルテなので家族図は入れにくいのだ、現在検討中なのだ、使う習慣がないし、困ってないのだなどと頭の中で考えながら、「家族図…

HANDS-FDF(指導医養成)

さる梅雨明けの3連休は以前にも紹介した指導医養成セミナーHANDS-FDFの2回目。 この試みは以下のいくつかの点で日本初である。 Home / Away方式;現在の指導医養成セミナーの大半(1度集まって2泊3日の詰め込みをやってはいおしまい)ではなく、1年に…

今の「医師としての私」を作った人たち

明日(今日)からの私主催の指導医養成セミナー準備追い込み中。夜中1人でまとまった時間にやるので、こういうときに限って、blogが進む・・・・・・・昨日Dr.Mが自分のNarrative sideを伸ばしてくれた、と書いたついでに、現在の医師としての自分の思考様…

家庭医の42年後のリタイア

自分が指導医としてのトレーニングを受けたFaculty Development Fellowshipのdirector, Dr. Joel H. Merensteinが42年間の家庭医としてのキャリアを終える。そのstoryがピッツバーグの地元紙Pittsburgh Post Gazetteに掲載された。(現在Shadyside Hospに…

予防接種についての6つの誤解

日本のワクチン行政のひどさには驚くが、一般の人たちの認識も積極的なワクチン推進活動の生涯になっていることがある。米国CDCが、子供のワクチンを打っている医療従事者向けに、子供の親への説明方法としてよくある誤解への説明方法の文書を作成したものが…

アクセス 1000hit 達成!!

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医学生Blogランキング こんなサイトもあるのねー。医学生のblogがなんと多いことか。彼等はまさにあっちからこっちへの川を渡りつつある人たちで、その最中の景色の変化という貴重な、貴重な体験をつづっている。 個人的にはここの全部のblogに家庭医の宣伝…

後期研修のkeyword

初期研修必修化元年の研修医が来年春初めて2年間の初期研修を終える。それに伴い、現在各研修病院は後期研修のプログラム作りに大忙しである。最初から後期研修を主眼としてやってきたため、すでにプログラムも出来ており家庭医診療科は例年通りの宣伝活動と…

モラルの重要性

「7つの習慣」で有名なS. Coveyの本 Principle centered leadershipのaudio book版で彼が引用していた誰かの言葉。(英語聞き取りのため細かい表現は不正確と思いますが)"when morale is sufficient, law in unnecessray. When morale is insufficient, la…

農村医学研究会

今日は夕方から日本医科大学の学生と、聖路加看護大学の学生とで活動している農村医学研究会に招かれて(おしかけて?)講演。無医地区の人たちに学生の立場で何が出来るか、について話を。実はまだ話がまとまっていない。おそらくPrimary Health Careを中心…

Intel inside mac

ちょっとショックな話題。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/07/news007.html何だか孤軍奮闘のminorityが結局、大勢に負けたような、魂を売ったような。複雑な気分です。それで良いほうに向かうから、という理由なのだけれど。macが安くなるのを…

長かったが、ようやくはてなダイアリー市民になった。これで本当の家庭医語録の作成に取り掛かれる。

請うご期待

救急当直の指導

昨夜は5月から始まった、初期研修医の当直帯の指導医。今まで内科当直だけだったのを、外科系も一緒に診るようになった。(その分、指導に入る事の出来る指導医の数が極端に限定された。大半は家庭医の医師と救急の医師。やはりこういう仕事はgeneralistで…

今朝子供が鼻水。ブドウ味の鼻水止めシロップを味を知らせずに飲ませる。

「どんな味?」と聞くとしばらく考えて。 「ワインみたい」と。まいった。飲んだ事あるんか?「人間は自分が経験したものの範疇でしか世界を理解できない」 学習理論の原則。うちの子供にとって、紫色のああいうにおいの液体といえば、ブドウジュースではな…

とりあえずひとこと(Kyoto WONCA)

まだpost conference workshopが進行中であるが、自分はもう帰ってきたし、レジデントと報告会もやったので、終了気分。とりあえず一言だけ。やっぱり日本人の英語はちょっと情けなかった。(少なくとも私が参加したワークショップやシンポでの発表の人の多…

朝日新聞 家庭医 リターンマッチ

昨日5/27朝日新聞の朝刊1面に家庭医の記事「良医めざして」というシリーズの第1回目。 本文そのものはネットでは見れなかった(有料)見出しだけ >(良医めざして:1)家庭医 臓器でなく患者診る関連のネットの記事はとりあえず個人のblogのみ ここ前…

WONCA1日目?

今日はWONCA(世界家庭医集会)1日目といっても参加登録と、夜のwelcomeパーティーのみ。個人的には家庭医療学会の運営委員会と日本プライマリケア学会の総会があったので、そのために会場へ。午前中はフリーだったので趣味の活動に関係したショップへ。し…

Kyoto WONCAにむけて

いよいよ明日からKyoto WONCA. WONCAについては最近の医学界新聞の記事を参考にされたい。日本のプライマリケア関連の3学会も同時開催される。この事も日本のプライマリケアにとっては大きなステップ。明日は公には大きな行事はないが、学会の運営委員会な…

Top ten medical tests you need

Family-Lというメーリングリスト(STFMの主催するacademic family physicianのメーリングリスト。英語ではMLのことをlistserveと呼びます)でちょっと話題になっている(あきれて)Forbesというアメリカのビジネスエグゼクティブの読む雑誌の記事。 MLのメン…

落花生のころがるさきはオーストラリア

沖繩時代の大切な同志のオーストラリア留学(移住?)に向けたHP落花生のころがるさきはオーストラリア便乗して僕も移住してしまおうか・・・・・・・・

うーん

週末の大半がHPの作成でつぶれてしまった。それはそれでかなりproductiveだったのだが、それで良かったのか、結局は逃避行動なのか・・・・・・・・・・・(原稿、WSの準備、メールの返事、看護学校の試験問題作成、事業報告など締め切りのある用事が山積み)…

家庭医のコーディネートでより安く,より健康に

Yahooヘルスケアより。著作権の問題があるので最初の段落だけの引用にします。 ーーー以下引用ーーーーー 健康管理を家庭医に依頼している人は,より健康で医療費も抑えられ,また患者の健康管理をする家庭医は医療訴訟で訴えられることが少ない,という2つの研…

STFM 2005 まとめ

まとめ いきなりまとめが先になってしまいますが、途中で途切れる可能性があるので、先に総まとめと感想を。いつもSTFMに行って思うのは、同じ時間帯に複数の行きたいセッションがあるぐらいセッションの数が多い事(18セッションぐらいが同時進行です)。…

STFM 2005

今回は日本での家庭医療学会の学生、研修医部会の活動である、夏期セミナーについて、アメリカの皆さんにも知ってもらう、という発表(ポスター)の目的でSTFM: the Society of Teachers of Family Medicine に来ています。その言い出しっぺのD.Y.氏が(アメ…